むきゅーたむ!!

なんでも思ったこと・勉強したこと垂れ流し

<抽象度>と問題解決

最近見た動画の冒頭の内容と、最近読んだ本の内容が自分の中でつながったので、備忘録的にコメントを残したいと思います。

 

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「1日10分」でひらめき脳に生まれ変わる: 「とてつもない成果」を生み出すいちばん簡単な方法 | 苫米地英人 | Kindle本 | Kindleストア | Amazon

 

動画冒頭付近のネクタイを忘れたときの対処法の話では、

①すぐにネクタイをコンビニに買いに行ってなかったので、中華料理屋の店長のネクタイを借りた。

②先輩の立場では、ネクタイがない状態を正当化する理由を考えていた。

③そもそもネクタイをしない主義であるとする人もいる。

というエピソードが出ていた。

 

ここで、上記の本の内容の説明を少しさせてほしいが、誤解を恐れず簡潔に言ってしまえば、本書は主に「ひらめき」を得るためには「抽象度を上げて思考」をすることが重要だと説いている。抽象度を上げて思考したり、視点を変えることで、真の問題がどこにあるかを発見することこそが、重要であるという趣旨の内容も述べられている。そして、2章(step2)の最終項目において、問題の解決として、「より抽象度の高いシステマティックな解決を目指す」方法と、そもそも「気にしない」という方法が述べられている。

 

そのことを踏まえ、動画のエピソードを考えると、

①ネクタイがないので、抽象度の低いレベルでは買う必要があるという解決策が生まれるが、それが出来なかった。そこで、もう少し抽象度の高い判断として、問題は「ネクタイがあれば良い」という部分なので、「借りる」という解決策が見いだされる。

②先輩はさらに高い抽象度で、問題が「相手を不快にさせない」ということにあるとして、ネクタイがなくても相手を納得させる理由を解決策として考えていた。

③ネクタイをしない主義であるとする人は、「相手を安心・納得させられればよい」という問題意識であって、さらに高い抽象度で見れば、そもそもネクタイが必要なのか、ということ自体に疑問を呈し、ネクタイを忘れたこと自体をさほど気にすべきことでないとして、ある意味問題を解決したわけである。(それには、ある程度カリスマ性や説得力が必要だが...)

 

このように問題解決というものを、<抽象度>の概念をもとに構造的に分析することができたのはなかなか面白かった。抽象度を上げて考えることは非常に有用そうだという所感とともにこの記事を締めたいと思う。加えて、上記の本、、、おすすめです^^(kindle unlimitedなら0円。unlimitedで読める本は個人的には、役に立たないものも多いけど、いい本を探し当てたら嬉しいし、ちゃんと利用すれば金額以上の価値はあると思います。)

 

P.S. 過去の投稿は音楽関係の内容でしたが、これからは、こういう所感系や、学んだことなどをまとめた内容を投稿していきたいと思っております。(未定)